福寿園茶問屋ストリート
茶問屋が並ぶ、昔ながらの街並み
福寿園本社のある京都・山城は、宇治茶産地の中心にあります。
大阪・神戸に通じる木津川の船着場、また大和街道・伊賀街道の交叉地であり宇治茶の集散地として栄え、日本茶および宇治茶を代表する茶業の町として発展してきました。
ほんのり漂うお茶の香りを感じながら、そぞろ歩き
江戸時代末の神戸開港以降、お茶は輸出の花形商品となり、その後、戦後復興に伴い、国内需要が増えてきました。この当時の面影を再現したのが「福寿園茶問屋ストリート」です。茶問屋の家屋や道具、お茶の栽培や製茶の資料を展示しており、宇治茶の歴史の一端をご体感いただけます。
フロアマップ
01茶店
茶壺が並ぶ昔の茶店と民家の茶の間を再現しています。
昔は茶壷から茶を取り出し、量り売りをしていました。
この茶の間では、福寿園の玉露のおいしい淹れ方と飲み方を体験していただけます。
庭園の茶の木を眺めながらゆったりとしたひとときをお楽しみください。
02茶問屋
茶問屋では、茶農家で作られたお茶を集荷し、その価格を決め、貯蔵、仕上げ加工を行っていました。
お茶を試飲したり、茶葉の形・色・つやなど審査する「拝見場」などを再現しています。
またお茶を保管する茶箱や茶の製造や販売についての帳票などの資料も展示しています。
03製茶場
お茶を栽培するための茶園で使用された農具を始め、新芽の摘み取り器具、お茶に仕上げるための昔の製茶機械や道具を展示しています。
お茶作りの工程の流れを一通り知ることができます。
山城茶業之碑
中国から伝来した茶は室町時代には山城各地で栽培され、やがて近江大和伊賀伊勢へと伝播した。江戸時代末の神戸港開港によって山城宇治茶の輸出は急激に増加し山城と近隣諸国の生産は飛躍的に増大した。
古来から木津川は人と物資の交流によって海外と我が国を結ぶ大動脈であった。茶の道もまた木津川を措いて語ることはできない。
各地で摘まれた茶は川と街道によって山城の地に運ばれ、加工精製されてここ上狛浜から木津川と淀川を経て神戸に至ったのである。
茶の集散地としてこの地は、東神戸今神戸とも呼ばれた明治の輸出茶の時代から大正昭和の国内需要の時代に至る永い歴史の時間を発展し繁栄して来た…
施設拡張計画中...
料金
- 利用券
- 500円
※利用券は下記の用途にお使いいただけます。
・茶店内での「玉露の淹れ方体験」
・商品購入
アクセス
お越しの際は事前にご予約をお願いいたします。
- お問合せ先
0774-66-6280
※不定休のため、不在の場合は福寿園代表番号(0774-86-3901)までお願いします。
- 所在地
京都府木津川市山城町上狛東作り道16(福寿園本社西)
JR奈良線「上狛駅」から徒歩約8分
- 開館時間
10時~12時、13時~16時