【京都本店】「アートスペース福寿園」にて、『お茶とともに 桶と茶筒の詩 中川周士 八木隆裕 展』が開催中

茶の文化を軸に展開するギャラリー「アートスペース福寿園」。
第五回はお茶と縁の深い「木桶」と「茶筒」に携わる中川周士、八木隆裕の二人展を開催しております。
お茶を飲みながらアートを楽しみ、茶文化を見つめなおしていただく機会となれば幸いです。
お茶とともに 桶と茶筒の詩 中川周士 八木隆裕 展

家業である伝統的な桶に斬新な形を与え、オブジェにも展開する中川周士。
手作りの茶筒から、今日的な美とメッセージを発信する老舗・開化堂六代目の八木隆裕。技と用の美にコンテンポラリーなデザイン、コンセプトを与え、国内外で日本の工芸への評価をアップデートした二人。
その目と手に、どんな秘密があるのでしょう? 工芸家の創造の源泉に迫ります。

「日々、素材に心を寄せ、技を通して純粋な美を引き出す工芸家の仕事には、自己表現から出発するアーティストとは異なる心と手のはたらきがある」と、中川は言います。
今展では、二人のプロダクトのほか、ドローイングやコラージュで「作品を作る時の、工芸家の頭の中」の可視化を試みます。

木桶と茶筒。ともにお茶と縁の深いものづくりに携わる二人の工芸の美。そこから醸される豊かな時間を、たっぷりのお茶と共に味わってください。
開催期間:2025年8月17日まで。
アーティスト・中川周士

立体造形を学んだ後、父・清司(重要無形文化財保持者)に師事し、桶職人に。
2003年中川木工芸 比良工房を開く。2010年ドンペリニヨン公式シャンパンクーラーを制作。
2015年神代杉KIOKEスツールが英国ロンドンV&A美術館のパーマネントコレクションとなる。
2017年第1回ロエベクラフトプライズにてファイナリストとなる。
アーティスト・八木隆裕

1875年創業の茶筒の老舗・開化堂の6代目。
手仕事によって美しい実用のプロダクトを生み出すだけでなく、近年では手作りの茶筒づくりの技術を応用し、古いブリキの缶をリメイクした作品を発表。
ものを「使い続ける」というコンセプトを伝えている。
2025年ミラノサローネでロエベとコラボレーションした茶筒を製作。
photo by Michael Freeman
企画展鑑賞とVIPルームでのアート茶話会

『お茶とともに 桶と茶筒の詩 中川周士 八木隆裕 展』の開催期間中、
専属の解説員によるナビゲートのもと、作品鑑賞をお楽しみいただきます。
鑑賞後は、通常非公開のVIPルームへとご案内し、
アート企画展の余韻に浸りながらお茶の美味しさを味わう「アート茶話会」にご参加いただきます。
当日は、京都本店3階「メゾン・ド・マツダ福寿園」の総料理長が考案した限定アフタヌーンティーと、
目の前で仕立てられる3種のオリジナル茶ドリンクをご提供。
お茶文化を五感で堪能し、その奥深い魅力に触れる、特別なひとときをお過ごしください。
※写真はイメージです。メニューはアート企画展の内容により変わります。
体験の特徴
・福寿園京都館(京都本店)のアートスペースにて、お茶をテーマにした展示を専属解説員と共に鑑賞。
・通常非公開のVIPルームで、“お茶を食べる”ことがコンセプトの茶葉の香りや味わいが引き立つアフタヌーンティーを満喫。
・ドリンクはアート企画展の内容や季節に合わせたオリジナルのお茶を、目の前で丁寧に淹れて提供。アートとお茶が結びつく感覚を五感で愉しめます。
価格:(税込)8,800円/1名
体験料、講習料、施設利用料、アフタヌーンティー、ドリンク込
催行人数:最小催行人数2名(予約期限までに最少催行人数に満たなかった場合、本体験は開催されません。ご了承くださいませ)
※1回6名限定
※1名からご予約いただけます
期間:8月17日までの木・金・土・日曜 15:00~16:30
詳細・ご予約につきましてはOtonamiホームページをご覧ください。
施設概要
アートスペース福寿園(Art Space FUKUJUEN)
京都市下京区四条通富小路角 福寿園京都館(京都本店) 7階
050-3177-3920
営業時間:木曜日~日曜日 11:00~17:30