ほうじ茶でリラックス

暦の上では春ですが、まだまだ寒い日が続く二月。熱湯で淹れられるほうじ茶はいかがでしょう。
リラックス効果や血行促進効果で心も体もほっこりぬくもるはずです。
今回はほうじ茶の香りとリラックス効果について紹介いたします。
ほうじ茶の香気成分「ピラジン類」とは?
ほうじ茶は緑茶を焙煎してつくる我が国特有のお茶です。焙煎時にメイラード反応という化学反応が起こり、ピラジン類という香気成分が発生します。ほうじ茶ならではの香ばしさに最も寄与している成分です。官能評価で好まれるほうじ茶には、このピラジン類が多く含まれることが確認されていると言えます。
ピラジン類にはリラックス効果があることも明らかになっています。中枢神経系において主要な働きをしている受容体の活性を測定した結果、一部のピラジン類で高い活性を示し、動物実験ではピラジン類を投与したマウスに抗不安効果が示されました。ほうじ茶の香りがもたらす和み効果が、科学的にも証明されつつあるということです。
家族の団らんや、ひとりでほっこりしたいとき、ほうじ茶をおすすめします。
広報誌「FUKUJUSO 2025年2月号」より ※記載されている内容は掲載当時のものです。
宇治茶工房「ほうじ茶づくりと香り袋づくり」

京都・宇治にある「福寿園 宇治茶工房」では
「ほうじ茶づくりと香り袋づくり」体験を行っております。
ほうじ茶づくりにおける秘訣は、約130度以上の高熱で焙じ、ほうじ香がするまで焙煎してすぐに冷却することです。宇治茶工房では、陶板を使い、手軽に煎茶をほうじ茶にする体験を皆さまにお楽しみいただけます。
出来あがったほうじ茶を使って、おいしいお茶の淹れ方なども学んでいただけます。(お菓子付き)
ほうじ茶の茶葉はお持ち帰りいただけますので、ご自宅でもお楽しみいただけます。
また、ほうじ茶づくりの際にできた細かい茶葉を使い、オリジナルの香り袋も作っていただけます。持ち歩くことで、お茶の香りを身近に楽しめます。
詳細・ご予約は宇治茶工房ホームページをご覧ください。