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2025.09.19

【京都本店】特別イベント「お茶と万博」が開催中

このたび、福寿園京都本店では、「お茶」をキーワードに過去の万博を紐解くことで、お茶の魅力を再発見する特別イベントを開催いたします。
万博は、世界各国の多彩な文化や最先端技術を知るだけでなく、日本の伝統文化や産業を世界に発信する場にもなってきました。
歴史を紐解くと、今大人気の抹茶ドリンクや茶道体験が、100年前の万博の日本パビリオンで提供され、人気を集めたことは大変興味深いことです。
各フロアでは、こうした過去の万博における日本茶のエピソードを紹介し、それにまつわる商品やメニュー、体験を現代風にアレンジしてご用意いたします。
また、書籍『近代万博とお茶』(淡交社刊)からピックアップして「お茶と万博」を紹介するパネル展示も行っておりますので、併せてご覧ください。
過去・現在・未来をつなぐ商品やメニュー、体験を、この機会にぜひお楽しみください。

開催期間:10月13日まで

9/26(金)開催 特別講演会「近代万博と茶」

9月26日(金)、吉野亜湖氏(茶道家・静岡大学非常勤講師)をお迎えし、
お茶と近代万博をテーマに、パリ万博から始まった「喫茶外交史」を紐解き、日本文化史の新たな一面を掘り下げる、特別な講演会を開催いたします。
講演会に合わせて、1926年(大正15年)のフィラデルフィア万博「日本喫茶室」で好評を博した、抹茶を炭酸水で割った“茶ポンス(ティー・パンチ)”を味わえる、特別なランチプランやデザートプランもご用意しております。この機会にぜひご参加ください。

講演会講師:吉野亜湖
茶道家。静岡大学非常勤講師。静岡大学大学院人文社会科学研究科卒(文学修士)。
ふじのくに茶の都ミュージアム運営委員・客員研究員。
(公財)世界緑茶協会評議員。
茶学術研究会監事。茶の湯文化学会会員。
主な著書『近代万博と茶 世界が驚いた日本の「喫茶外交」史』
(淡交社)、『現代語訳 禅茶録』(知泉書館)『日本茶文化大全』(知泉書館)等。

(1)「お茶と万博」スペシャルランチと講演会プラン

ランチの後に講演会をお聞きいただくプランです。

開催日時:
2025年9月26日 11:30~14:30頃(所要時間 約3時間)

内容
■「お茶と万博」特別講演
■3階 メゾン・ド・マツダ福寿園にてスペシャルランチ提供
■メニュー
茶ポンス、オードブル、メイン(魚介~鮑・帆立・鯛)、デザート、和紅茶
お一人様 (税込)11,550円

(2)講演会と「お茶と万博」デザートプラン

講演会の後にデザートをお召し上がりいただくプランです。

開催日時:
2025年9月26日 13:00~15:30頃(所要時間 約2時間30分)

内容
■「お茶と万博」特別講演
■3階 メゾン・ド・マツダ福寿園にてデザート提供
■メニュー
茶ポンス、アシェットデセール、抹茶とほうじ茶のプティフール5種、和紅茶
お一人様 (税込)9,900円

各フロアで「お茶と万博」を体験する

セントルイス万博(1904年)

B1F 京の茶蔵「3種飲み比べ体験 -和紅茶・緑茶(玉露)・抹茶-」

セントルイス万博では、日本パビリオン敷地内に、金閣寺を模した「金閣喫茶店」が建てられました。金閣喫茶店では、日本の茶娘(ティーガール)による熱い日本茶の提供があり、日本産の「紅茶、緑茶、抹茶」を アメリカ人の嗜好にも柔軟に対応しながら提供したとされています。
これに因み、地下1階 京の茶蔵では、アメリカに周知するために提供された3種類のお茶の飲み比べ体験をご用意いたしました。
日本茶インストラクターから「日本茶とは?」というお話や淹れ方のコツを聞きながら、茶種による香りや味の違いを五感でお楽しみください。

お一人様(税込)3,300円
10月12日まで

ウィーン万博(1873年)

1F 京の茶舗「和紅茶」

ウィーン万博では、紅茶を好むヨーロッパの人々向けに、佐賀県を中心に日本で栽培・製造された紅茶が出品されていました。
このような、日本の茶園で育てられた茶葉を使い、日本で加工された紅茶を和紅茶といい、近年注目を集めています。
1F 京の茶舗でお買い求めいただける当社の和紅茶は、京都府南部の和束産の茶葉を使用したもの。渋味が控えめで、どことなく日本茶の風味を感じさせるような、まろやかな甘味をお楽しみください。

和紅茶
50g袋入(税込) 1,080円
ティーバッグ3g×10袋入 (税込)918円

フィラデルフィア万博(1926年)

2F 茶寮FUKUCHA四条店

フィラデルフィア万博における「日本茶喫茶室」では、抹茶を炭酸水で割った「茶ポンス」、いわゆるティー・パンチが提供され、人気を博しました。
当時のメニューを再現するとともに、FUKUCHA風に白桃を添えたアレンジティーに仕上げました。
抹茶ソースは別添えですので、お客様ご自身で注ぎ仕上げる楽しさをご体験ください。

FUKUCHA風 茶ポンス
(税込)715円

3F メゾン・ド・マツダ福寿園

古く万博にて世界の人々を魅了した「茶ポンス」を、JSAシニアソムリエ監修のもと現代風にアレンジ。
メゾン・ド・マツダ福寿園では、カクテルとモクテル(ノンアルコール)の2種をご用意いたしました。
グラスの中に溶け込む緑の景色と抹茶のふくよかな香りをお楽しみください。

茶ポンス・ジントニック
(税込)1,430円
茶ポンス・モクテル
(税込)990円

第2回シカゴ万博(1933年)

4F 京の茶庵

第2回シカゴ万博では、外国人にも親しみやすいように立礼席(椅子席)を用いて 抹茶がふるまわれました。
これに因んで、4階 京の茶庵では、立礼席でのお茶会を開催。
お点前をゆったりとご覧いただきながら、「お茶と万博」イベントのために創作された主菓子とともに薄茶をお楽しみください。

開催日時:
9月26日(金)15時~
9月27日(土)14時~
10月4日(土)14時~
所要時間:約30分
お一人様 (税込)3,300円

ご予約はお電話にて承ります
050-3152-2904〈4階直通〉

シカゴ万博(1893年)

5F 京の茶具

第1回シカゴ万博における日本喫茶店では、外国人が飲みやすいよう、煎茶は日本製のカップ&ソーサーで提供されていました。
5階 京の茶具では、雅な京薩摩のデミタスカップをはじめ、はんなりかわいらしい京焼・清水焼のティーカップ&ソーサーをご用意いたします。
日本茶用のうつわにこだわらない、自由な楽しみ方で、お客様のティータイムを彩ってください。

「お茶と万博」に因んだアート展示

7F アートスペース福寿園

【モダン・エキスポ・ポスター展示】
期間:2025年9月25日(木)~10月12日(日)の木曜日~日曜日
定休日:毎週 月、火、水曜日
※ただし、9月27日(土)は臨時休館いたします。

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